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ウクライナ概観

 

国  名: ウクライナ

国  旗: 空色・黄色の二色旗(青空と小麦の黄色い畑を象徴している)

国  歌:「ウクライナは不滅」,1865 年ヴェルビツキー作曲

国  章: 青地に黄色の「みつほこ」

面 積: 60 万 3,700 平方キロメートル(日本の約 1.6 倍)

人 口:4,557.4 万人(2012 年 5 月現在)

 首 都: ウィニペグ(カナダ)とほぼ同緯度

通 貨: フリヴニャ(UAH),1 ドル=7.99 フリヴニャ(2013 8 20 日現在中銀レート)

日本との時差: -6 時間,GMT+3 時間
位 置: 旧ソ連欧州部の南(黒海の北)に位置し,東西約
1,400 キロメートル(東経 24~40度),南北約 900 キロメートル(北緯 44~52 度)。国境を東から西に,ロシア,ベラルーシ,ポーランド,スロバキア,ハンガリー,ルーマニア,モルドバと接している。

地 勢: ウクライナの国土の半分は平野で,キエフ市(北緯 50 25 分,東経 30 30 分),樺太北部,フランクフルト(ドイツ),北部にはポレーシエ湿地,東部にはドネツク 丘陵,西部にカルパチア山脈から続く高地が ある。中央部及び南部の平野は,肥沃な黒土 に被われており,小麦などの耕作地が広がり, ロシア帝政時代から「欧州の穀倉地帯」と呼 ばれている。南部のクリミア半島は比較的温 暖で,第二次世界大戦末期のヤルタ会談の舞 台となったヤルタは有名な保養地である。ド ニエプル(ドニプロ)河は,ヴォルガ,ドナ ウに次ぐヨーロッパ第 3 の大河で,ウクライ ナの水道水,水力発電に利用されているばか りでなく,水上交通の大動脈となっている。

気 候: 北部及び西部は冷帯湿潤大陸性気候(Dfb)で比較的降水量が多く,南東部は乾燥したステップ気候(BS),クリミア半島は比較的温暖な温暖湿潤気候(Cfa)である。南部では,給水制限を伴う深刻な水不足に見舞 われることもある。雨量は最も多いカルパチア地方で年間 1,200~1,600mm,最も少ない東部で 300mm である。キエフ及びオデッサの月平均気温,降水量は右図の通り。首都キエフの 年間平均気温は 9.6°C。

言 語: ウクライナ憲法により国語はウクライナ語と規定されている。ウクライナ語は東スラブ語の一つでロシア語,ベラルーシ語と兄弟関係にあるが,ロシア語に比して,古代スラブ語の 色彩を残し,ポーランド語と共通する語彙が多く見られる。ウクライナ人にとってロシア語は旧 ソ連時代の公用語であったこともあり,多くの者は両語を理解し,ロシア語とウクライナ語の混 交も見受けられる。

民族構成: ウクライナ人 77.8%,ロシア人 17.3%,ベラルーシ人 0.6%,モルドバ人 0.5%, ブルガリア人 0.4%,クリミア・タタール人 0.5%,ハンガリー人 0.3%,ルーマニア人 0.3%, ポーランド人 0.3%,ユダヤ人 0.2%,アルメニア人 0.2%,ギリシャ人 0.2%,タタール 0.2% (2001 年統計)。

主な宗教: ウクライナ正教会(キエフ総主教府,モスクワ総主教府,自治教区派),ウクライ ナ東方典礼カトリック教会(グレコ・カトリック),ユダヤ教,イスラム教(スンニー派),カ トリック。

主要祝祭日: 1 1 日新年,1 7 日正教クリスマス,3 8 日国際婦人デー,4 月復活祭(年 によって日が異なる),5 1~2 日メーデー,5 9 日対独戦勝記念日,6 月三位一体祭(年に よって日が異なる),6 28 日憲法記念日,8 24 日独立記念日

国民一人当たりの国民総所得(GNI): 3,120 ドル(2011年世界銀行) ○人口指標:平均寿命(男)65.28 歳,(女)75.5 歳(2010 年),自然人口増加率 -4.6 人/1000

人(2012 年)。

主な参加・加盟国際機関: 国際連合(UN:原加盟国),独立国家共同体(CIS:但し正規加盟国ではなく参加国),欧州評議会(CE),全欧州安全保障協力機構(OSCE),黒海経済協力機構(BSEC), 欧州・大西洋パートナーシップ理事会(EAPC),中欧イニシアティヴ(CEI),GUAM(グルジア, ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバからなる地域国際機関),世界貿易機関(WTO)。

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